【目のアレルギー】結局、どの薬がいいの? (花粉症・ハウスダスト)

 
セルフメディケーション控除の対象になるアレルギー向けの目薬も、たくさん出ていますね。
成分もいろいろあって、何がいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
 
この記事では、特に花粉症やハウスダストによるアレルギー症状を緩和する目薬について、賢く選ぶための視点をいくつかご紹介します。
 

基本的なことですが、薬でアレルギーは治りません

花粉やハウスダストなどによるアレルギーは、基本的に薬で治療することはできません。
薬では、アレルギーによる目のかゆみ、充血、かすみ、異物感、なみだ目などの「症状を緩和」することができるだけです。
症状を緩和する対症療法にすぎませんので、過度に薬に頼らないようにしましょう。
薬は当面の症状が楽になるためだけに使って、中長期的には、体質の改善や、花粉を体内にできるだけ取り入れないような環境をつくっていきましょう。

目薬で特に注意しておくべきこととは?

目薬では、特に気にしておくことがあります。
それは、「防腐剤」です。
ほとんどの目薬には防腐剤が入っていて、目薬を開栓してからも、一定の期間は品質を保って安全に使うことができます。
もし防腐剤がなければ、目薬を点眼する先端がまつ毛に触れるなどして雑菌が入ると、1週間ももたないでしょう。
 
一方で、1日に何度も防腐剤入りの目薬を差していると、角膜を痛めることがあります。
特に「塩化ベンザルコニウム」という成分が含まれているものは、注意しながら使いましょう。
 
 

薬を探すときの視点(当サイトオリジナル)

薬を探すときには、症状、有効成分、効き目、副作用の少なさ(「眠くならない」など) 、商品名、値段、目薬の差し心地(清涼感があるとか、逆にスーッとしないとか)など、いくつかの着眼点が考えられます。
 
 当サイトでは、独自の視点で見分ける考え方ご紹介します。

【視点1:新しさ】医療用から市販へと転用された時期を見る

薬が市販用に転用(スイッチ)された時期が最近のものであるほど、一般的に能力が高いことが推定されます。

【視点2:市場性】商品化されている数がどれだけあるのかを見る

商品の数が多かったり、1社が複数のラインナップを用意しているような場合は、それだけ需要がある(あるいは製造・販売サイドとして需要があると見込んでいる)ということになるでしょう。
 
 
この2つの視点について、詳しくは、鼻のアレルギーの解説ページでご紹介していますので、よろしければご覧ください。

成分別に「新しさ」と「市場性」を見る

では、目薬の成分別に、医療用から市販へと転用された時期が若いもの(新しいもの)から順番にご紹介します。
「市場性」は、「商品数」の箇所などをご覧ください。
 
成分 ペミロラストカリウム
商品名 ノアールPガード点眼液
商品数 1
スイッチ時期 2016年1月11日に「第二類」移行(内用)、2017年1月14日に「第一類」移行(外用)
紹介ページ https://smedication.com/archives/261
ひとこと
ケミカルメディエーター遊離抑制薬で、アレルギー情報が拡散するのを防ぐ役割があります。
即効性は弱いので、しばらく使用を続けて様子をみるとよいでしょう。

 

成分 トラニラスト
商品名 ロートアルガード プレテクト
商品数 1
スイッチ時期 2017年1月8日に「第一類」に移行
紹介ページ https://smedication.com/archives/217
びとこと
トラニラストの市販ができるようになったのは最近ですが、医療用としては1980年代から使われていました。
ケミカルメディエーター遊離抑制薬で、アレルギー情報が拡散するのを防ぐ役割があります。
即効性は弱いので、しばらく使用して様子をみるとよいでしょう。

 

成分 アシタザノラスト
商品名 アイフリーコーワAL
商品数 1
スイッチ時期 2016年11月1日に「第二類」に移行
紹介ページ https://smedication.com/archives/29
ひとこと
ケミカルメディエーター遊離抑制薬で、アレルギー情報が拡散するのを防ぐ役割があります。
即効性は弱いので、しばらく使用して様子をみるとよいでしょう。

 

成分 ケトチフェン
商品名 アイリスAGガード、ザジテンAL点眼薬など
商品数 4
スイッチ時期 2009年12月24日に「第二類」移行(外用薬)、2011年1月7日に「第二類」に移行(内服薬)
紹介ページ https://smedication.com/archives/113
ひとこと
ケトチフェンは抗ヒスタミン薬で、標的になる組織にアレルギーの情報が伝わるのをブロックする役割があります。
抗ヒスタミン薬のうち「第2世代」に属しますので、「第1世代」と比べると副作用は少ないですが、即効性は弱いです。しばらく使用して様子をみましょう。

 

成分 クロモグリク酸
商品名 サンテアルフリー新目薬、エージーアイズアレルカット、マイティアアルピタット、ロートアルガード クリアなど
商品数 39(うち、8商品はプラノプロフェン同時配合)
スイッチ時期

クロモグリク酸:1997年に「第二類」に移行
プラノプロフェン:2002年に「第二類」に移行

紹介ページ

https://smedication.com/archives/79

https://smedication.com/archives/86 (プラノプロフェン同時配合)

ひとこと
「クロモグリク酸」は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬としてアレルギー情報が拡散するのを防ぐ役割がありますが、即効性は弱いです。
 
各社から様々な商品が出されていて、セルフメディケーション税制の対象になる目薬のかなでは、ダントツの「市場性」です。 

また、同じセルフメディケーション控除の対象になる「プラノプロフェン」を一緒に配合したものも出されています。「プラノプロフェン」には炎症を抑える効果があり、非ステロイド系の「ニフラン」という薬のジェネリックです。

 
 

さいごに

ここまで、花粉・ハウスダストなどによる目のアレルギー症状を緩和する薬の探し方について、当サイト独自の視点から紹介させていただきました。
  
対象を絞り込んだ後は、薬剤師さんなど専門家の人に相談して決めてくださいね。
 


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